【家づくりの話】耐震等級3を無理なく取得する秘訣

皆さん、こんにちは~。
住宅建築コーディネーターの佐藤です。

ゴールデンウィークも終わってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
のんびりとリラックスして、充電できましたでしょうか。

私は最終日に栃木県へちょっとだけお出かけしてきました。
趣味の一つでもある作家さんの素敵な陶器に触れることで心が癒されます。
作家さんの陶器は一品物が多いので、一目ぼれしてしまうと次に来た時にはほぼもう無いので、つい買ってしまいます。
食卓に素敵な器が並ぶと大したことない料理にも上品さがプラスされて豪華になりますよね。

陶庫ギャラリー.jpg

さて今日は、耐震等級3を無理なく取得する秘訣についてお話したいと思います。

耐震基準の最高等級は、数百年に一度起こる震度6〜7程度の地震の1.5倍の地震が起こったとしても倒壊や崩壊しないレベルなのが「耐震等級3」になります。

より強い安心感を持ちたい方は「耐震等級3」取得をオススメしますが、間取りに対する制約を減らしつつこの基準をクリアするためにはバランスよく設計しなければいけません。

そのため、出来れば「平屋」がオススメです。


2階建ての家は、平屋に比べ強風や重量車両の通行による振動など、外部の力を受けやすいからです。

耐震等級3の構造計算の際、壁量のバランスが大変重要となります。
ですが、以下の理由から2階建ての家はこの壁量のバランスが非常に悪くなってしまいます。

理由1:1階より2階の方が重くなってしまう

一般的に2階建の家は、
1階をパブリックスペースとして設計し、2階をプライベートスペースとして設計することが多いです。

その場合、1階にはリビングダイニングキッチンを配置し、2階には家族みんなの部屋を配置しますと、間仕切りは1階よりも2階の方が必然的に多くなりますよね。
結果、2階には1階よりも遥かにたくさんの柱や壁が出来ることで上からの荷重負担が当然大きくなります。
そして、次の理由より、非常に大きな負担となります。

理由2:南と北の壁のバランスが悪くなってしまうから

一般的な2階建住宅では、南に窓をたくさんつくり、かつ大きなサイズにする反面、北には窓を殆ど作らず作ったとしても小さな窓が中心です。
南からは熱や光をたっぷり採り込みたいのに対し、北からは出来るだけ熱の逃げを減らしたいからです。

しかし、その結果、対局する南と北の壁のバランスが著しく悪くなってしまいますよね。
窓が多い南には壁が少なく、窓が少ない北には壁が多くなってしまうからです。

その上、一般的な2階建てでは当たり前のようにベランダを、家の南に家から突き出して設計しますが、これはさらに南側に大きな負担を掛けてしまうことになります。

これに加えて、日当たりがいい南の屋根を中心に、太陽光発電まで載せてしまおうものなら、さらなる負担をかけてしまうことになります・・・
 
 
✔︎地震に強く、住みやすく、使いやすい家のつくり方

以上のようなこともあり、地震に強い家にするためにも、耐久性の高い家にするためにも「平屋」をベースとして考えていただくことをオススメしています。

また、弊社がご提案させていただくことが多い「中庭がある家」を、耐震性が悪いと勘違いされていらっしゃる住宅会社の方も少なくありませんが、これも完全に間違った認識です。

というのも、中庭をつくれば、安定的な明るさを中庭から確保出来るようになるため、一般的な2階建住宅のように、外周に窓をたくさんつくる必要がなくなり、結果、家の外周全てにバランスよく壁をつくることが出来るからです。

耐震等級3を取得することも大切ですが、そのためには基本的に地震に強いバランスのいい家をつくることがもっと大切なことです。

そうすれば、間取りに対する制約を限りなく少なくすることが出来、自由度たっぷりな開放感溢れる住まいをつくるコトができます。

ということで、
家の基本は、「2階建て」ではなく「平屋」だということを覚えておいてください。
地震大国と呼ばれる日本ではこの考えが基本ですから!

それでは、、、

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